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南紀白浜観光協会

春の郷土食材

春の郷土食材 もちがつおとは

かつおは、身のしまりが早く、新鮮な状態で食べる事が出来るのは、釣ってから約4~5時間以内のものになります。
その中でも、「もちがつお」と呼ばれるのは春先にとれるもので、 身に脂肪分が少ない為、弾力があり、まるでつき立ての餅のような食感から、その名がつきました。

幾らでも食べられる美味しさで、地元の魚好きの人にとっては、必ず食べたい! 自然に感謝感動の美味しい魚です。
春、白浜に来られたら是非に一度食べて頂きたい逸品。

春の郷土食材

かつおのあれこれ

秋のかつおは「もどりがつお」と呼ばれ、春から夏にかけて北上し、北海の豊富な餌を食べて脂肪分と脂身を一杯蓄え、丸々と太って紀州の海に戻って来ます。
春の脂肪分の少ないあっさりとした「もちがつお」に対し、秋の「もどりかつお」は脂の乗り切ったふくよかな身で、稀にもどりがつおのもちがつおに巡り合えることもあり、地元ではかつおの旬は年2回巡って来ます。
どちらも逃す事のできない美味しさで、黒潮の海の魚の代表格。

春の郷土食材

ひとはめ若芽

梅の咲くころから桜までの時期に田辺湾でとれる。
ワカメの一種で大きなうちわの様な形をしている。地元の人は春を呼ぶ若芽と言う人もいる。さっと、熱湯をくぐらすと鮮やかな緑色になる。色の変わるのを見ながらしゃぶしゃぶにして三杯酢やポン酢などで頂く。
春を感じる一品である。(別名:ヒロメ)

ひとはめ若芽

紀州鯛

春先の白浜沖で釣れる鯛は油がのり身のしまり具合、姿形、どれをとっても申し分なしの満点の鯛である。釣れたての活きのいいところを刺身で食べるとたまらない。
また、皮をつけたまま皮を熱湯で皮しもや、さっと皮を焼いた焼しもで食べると逸品である。(別名:桜鯛)

紀州鯛

セエ

海辺の磯の割れ目などにかたまって繁殖し海老の仲間で、当地方ではセエ(亀の手)と呼ぶ。塩茹でにして食べるとすこし苦味があるが、海老の味がする。
酒の肴に最高。食べ過ぎると鼻血が出るというくらい、精力が強く、肝臓にもいいと言われ、食べなれると病みつきになる。(別名:亀の手)

セエ

子持ちいさぎ

一年中食べられるが、イサギの旬は5月から。
子持ちのイサギは、特に脂がのっており肉質ももち状態で本当に美味しい。イサギの美味しさを語るなら、この時期のものを語らないと食通とは言えない。イサギの卵は絶品である。(別名:むぎわらいさぎ)

子持ちいさぎ

綱不知かに

5月頃から9月までとれるワタリガニ。
当地方では綱不知カニと呼ばれている。綱不知というのは、白浜の港の名前で、台風の時には船の避難場所になる。波は穏やかで船をロープでつながなくてもいいという意味で綱不知湾と言われている。この地区の漁師さんの水揚げがほとんどである為、綱不知カニと呼ばれる。春は、メスガニは卵がいっぱいで好まれ、秋は身のおいしいオスガニが好まれる。

綱不知かに

太刀魚

年中釣れるが、春先と秋口の脂ののったものが、最高で釣り立ての銀箔が光った身の透き通ったものを三枚におろし、お刺身、たたきで食べると旬を味わえる幸せ、自然の恵みに感謝を覚える感動のおいしさである。焼いても煮ても最高。

太刀魚

いそもん

冬の寒さが和らぐと地元の人は大潮(潮がよく引く時)に磯に取りに行く貝の総称。
種類は多く、代表的なのは、くろべ、しりたか、などで湯がいたり焼いたりして食べる。

いそもん

きびなご

体長8cm~12cm位。5月~6月の産卵期には、大群で陸地に接岸してくるので、タモなどを使ってすくい取る。この産卵期のきびなごは、まさしく旬で美味しさを一杯貯えており、一番美味しい時期採れたてのきびなごは、開いてお刺身、酢の物、おすし等で美味しく頂く。また軽く塩をふりかけさっと焼いて食べるのも最高です。

きびなご

がしら

ガシラは当地方の呼び方で、頭(かしら)の意味で頭部が大きいこと。魚の親分(かしら)といった意味で、長く言われている間にガシラの呼び名になったと推測される。
ガシラは顔形に似合わず身の質は上品で大きいのは、刺身、煮付け、小さいのは唐揚げにと…人気者の代表の魚である。(別名:カサゴ)

がしら

アオサ

2月頃、白浜の磯を鮮やかな緑でおおう春の海の贈り物、栄養分も豊富で食べると磯の香が一杯。
アオサの味噌汁、アオサの佃煮と地元ではかかせない。

アオサ

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